夏合宿2019 in 水上湯檜曽

およそ1年前から今期6年育成会を中心に企画された今年の合宿地は群馬県は水上湯檜曽(ゆびそ)

谷川岳の清流と掛け流しの温泉♨️が魅力の静かな街で、

4・5・6年25名、コーチ8名で老舗「林屋旅館」さんを贅沢にも貸切りにて宿泊しました。

 

グラウンドもまた素晴らしく広大な敷地に天然芝が敷き詰められた最高の環境。

子供達の日頃の行いのせいなのか…心配していた台風の影響もほとんど無く

合宿中過ごし易い気候に恵まれ、熱中症や怪我人も出すこと無く無事に終える事が出来ました。

 

高学年になると普段の週末は試合が多く

なかなか連日で集中したトレーニングの時間が持てない事から

 

我々SCでは例年 練習型合宿 を行ない

 

『サッカー漬けの3日間』を山籠り⁉︎して過ごします。

 

今年の合宿テーマは「状況判断」

 

子供達にはサッカーは勿論のこと、合宿中の生活においても求めていきます。

サッカーはボールと人が動く事で常に状況が変化していて、

その都度それぞれの選手に判断が求められます。

SC代表チームの5・6年生には変化する状況を常に観て、頭できちんと考えて、

一番最善の選択がシンプルに出来るように、この合宿で今よりも更に向上してもらいたいところ。

各コーチが事前に頭を悩ませて考えてきたトレーニングメニューを頭脳と体力をフル回転しながら喰らいついて熟しました。

 

一方、初めての合宿となる4年生はテンションも高く、明るく元気に笑顔で合宿を楽しんでいましたが、宿の温泉が24時間掛け流しなのを耳にすると…わざわざ翌早朝3時に目覚まし⏰をかけ、4年生12名全員で朝風呂を敢行!……したまでの判断力と行動力は素晴らしかったが、夜中という状況をすっかり忘れた集団が静かに風呂に入る筈はなく…

翌日旅館より報告を受けた担当コーチより、4年生全員が源泉掛け流しの熱いお説教をくらったのでありました。(^^)

 

教訓「部屋の扉を開けたら、そこは社会である!」

 

 

さて、お風呂の次といったら食事

 ・どれぐらい食べるのか⁉︎

 ・好き嫌いはどうなのか⁉︎

 ・どんな食べ方をするのか⁉︎

などなど…食育は健康管理の基本であり良い選手は胃腸も丈夫な筈。

 

先ずは量部門

ダントツで1位は6年生F君!

毎食おかわりしていました。

チームで一番背が高いのも納得!

 

次に好き嫌い部門

いや〜多過ぎ!なかでもカレーやシチューが苦手な子があまりにも多かった事にびっくり。。ロールキャベツに箸もつけない子も沢山いました。。

せっかく育成会のお母様方が子供達のアレルギーを予め旅館に伝え、その情報をもとに旅館の方が考えて作ってくださったのに…。現代っ子の彼らから食べ物を残す事への罪悪感は、あまり感じられませんでしたね。

 

最後にお行儀部門

旅館の食堂は普段は宴会場として使用されている畳の大広間でしたが、正座して食べている子は数える程でした。聴いてみたところ普段家ではほぼ全員がテーブル席で食べているそうです。箸の持ち方は殆どの子が上手でしたが、茶碗を持つ手を出さない子が多かったです。これも時代の流れなのでしょうか…。

 

そして、サッカーボールも見えなくなる夜の活動…。

初日の夜には林屋旅館の女将さんと地元の方々のご好意により、湯檜曽町内祭りに参加させて頂きました。

地元の子供達が打つ太鼓に囃し立てられ山車を引き町内を練り歩かせてもらったり、出店のカキ氷やクジ引きを楽しみました。なかでもクジ引きを鼻息荒く何度も挑んでいた子達と冷めた感じでその光景を見守る子達とが対象的で見ていて面白かったです。

そして最後に飛び入り参加にも関わらず温かく迎え入れてくださった地元湯檜曽の皆様に我々行田SCから感謝の意を込めた"ソーラン節"を踊らせて頂きました。

感謝を伝えるつもりが逆に「盛り上げてくれてありがとう😊」と地元の皆様からお礼のお言葉を頂戴しちゃいました。

 

それぞれの小学校の運動会で踊った経験のある子が多かったとはいえ、学校ごとに微妙に振付けが違ったり、全く踊った事がない学校の子達もいた中で、僅か数回の練習しかしていないのに あのクオリティは感動しました。やっぱり子供の能力って素晴らしいですね。

二日目の夜には勉強会を開き、昼間の激しいトレーニングで思考回路がショートしそうな頭の中を整理しました。迫り来る台風を尻目に子供達は皆んな爆睡。💤

 

 

合宿最終日の朝。台風は奇跡的にも夜中のうちに通り過ぎていました。

なので、予定通り早朝散歩へ出かけましたが、初日の散歩で立ち寄った綺麗な川の水は濁り激流に変貌していました。

散歩の時間を短縮し、帰り道の足湯につかり宿に戻って朝食を頂き部屋の片づけをして帰り仕度。

お世話になった林屋旅館の女将さんとスタッフの皆さんへご挨拶をして宿を後にしました。

合宿最終日は夏空の下で午前中いっぱいゲームを中心にトレーニングの仕上げをして全行程終了。

近くの温泉♨️で汗を流し、鶏めし弁当でお腹も満たしたところで、バス🚌へと乗り込み故郷行田へ…。

 

心配して夜も眠れなかった⁉︎お母様たちに温かく迎えられ、今年の行田SC夏合宿は無事終了しました。

 

6年生のお母様方並びに親父様方のご尽力に感謝致します。子供達にとって一生の思い出になる少年団らしい三位一体(子供・指導者・育成会)の合宿でした。大変お疲れ様でした。

また、4・5年生のご父兄の方々には遠い所にも関わらず足を運んで頂き、差し入れ等ありがとうございました。来年・再来年も頑張ってください。

 

 

白髭