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第10回行田SC杯


12/22、第10回行田SC杯を行田総合Gで開催しました。

 

【団長コメント】
県内外から県大会出場常連チームばかりが参加するレベルの高い大会でSC代表が2位リーグ2位と奮闘した。大会運営に協力いただいたSC育成会の皆さん、早朝より会場設営に尽力いただいたコーチの皆さん、ありがとうございました。

【白髭監督のつぶやき】
元号も令和に変わり、合併して7年目となり、本大会も記念すべき10年目を迎えるにあたり大会名称を変更して、合併後も交流して頂いている県内外の強豪チームを招いて、日頃の感謝を込め今年も開催する事が出来ました。

師走らしい気温が低く寒いなかでのウォーミングアップ、選手たち自らがいかに体温を上げて試合へ臨む準備が出来たのか。


第1試合
リスペクト(群馬東毛選抜)
GK
一朗以外、小刻みに震えながら温かそうな可愛い手袋
🧤をしてピッチに入って行く選手たち…。
前半のうちに幸先よく先制するも、中盤でのルーズボールを簡単に相手に蹴らせてしまい同点にて前半終了…。第一試合から大会ホストチームとは思えない弱々しい試合内容に
これまたホストチームの監督とは思えない怒号が飛ぶなかで、チームを救ったのは四年生の山ちゃん!こぼれ球に素早く反応して勝ち越しゴールを決めた。
3ー1☆
続いて予選トーナメント順位戦
吉田SC
毎年秩父よりお越しくださり、安定した実力を発揮するチーム。立ち上がりにチャンスがあったものの、攻め切る勇気が足りず中盤でモジモジともたつきを繰り返したあげくショートカウンターをくらい続け、与えてしまったコーナーキック。ゴール前での乱戦・混戦をしのげずに先制点を献上。同点に追いつこうと思えば思うほど、FWMFも前がかりとなりパスコースを自ら狭く少ないものにしてしまうを繰り返し、たまたま運よく抜け出しての同点弾。うまくいったと勘違いしたまま、その後も同じことを繰り返した結果、追加点は奪えず。。後半開始早々に球際での闘いにおいて、守備のリーダーによる失点に繋がる"優しさ溢れる"雑なディフェンスから勝ち越しゴールを許して敗戦…。
1-2★
試合終了後、自分のミスが失点に繋がってしまった選手は平静を装ってベンチへと帰ってきた。。真面目で責任感を持っている子だけにあまり本気で怒ってあげたことは無いが、今日ばかりは私も受け流す訳にはいかないと思ったので心を鬼にし問いかけた。
私「やっちゃったね〜。中途半端なディフェンスした結果失点しちゃったねぇ」
選手「・・・」
私「ミスは誰でもするし、サッカーに限らずスポーツはミスが付きものだし、ミスを責めているんじゃないよ」
選手「・・・?」
私「自分のミスが失点に繋がってしまったなぁと思った?」
選手「・・コク・・。」無言で頷く
私「チームメイトに何か言った?」
選手「・・・」ギクッ
私「え
何も感じて無いの?」
選手「・・・」汗
私「"悪りぃやっちゃった"とか"みんなごめん"とかさ」
選手「何も…言ってない…」
私「なんで?どうして?
選手「・・・」
私「サッカーはチームスポーツなんだぞ
一緒に頑張っている仲間がいるんだぞ自分が一生懸命やった結果ミスしてチームに迷惑かけてしまったなと思った時に仲間に何も言わずにそのままやり過ごしたよね?
なんで?
選手「・・・」
私「何なのそのつまらないプライドは…いつも学校で優等生だから?自分のミスを認めたくないだけじゃないの?仲間に"ドンマイ"とか言ってもらう前に自分からは仲間に対して何も言わないのか?なんで?
選手「・・・」
私「君が賢い選手なのは俺が一番知ってるつもり…だよ。
でも自分ではもう気付いてる心の中にあるその答えを口に出せるまで、ひとりで走るのが得意ならずっと走って考えてたらいいよもしも答えが出せたら俺に伝えにこいよ!こっちは次の試合までに間に合わなかったら7人でも闘うから」
‍♂…
‍♂…‍♂…外周を走り、私の所へ来ると、
私「なに?」
選手「仲間に"謝る"勇気が足りなかった…
私「だなっ
順番おかしかったよなっ?自分が "やっちゃった"んだから素直に認めて仲間にひとこと言ってから自分が "ドンマイ"とか "いいからもう切り替えろ"とか "気にすんな"とか声かけてもらうんだよなっ」
選手「・・ハイ・・」
とまぁこんなことがありながら迎えた2位トーナメント一回戦。
石原・江南キッカーズ
合併前より親交も深く、今までにも対戦しているだけにお互いの長所を消し合う展開。ホストチームとしての重圧から解放されたせいか、今日一番全員が考えながらサッカーをしてたと思えた内容。ってことにしておきます。石原・江南キッカーズさん今後ともよろしくお願い致します。
4-1☆

2位トーナメント順位決定戦
ゼウシス
これまたクラブ創立時から親交させて頂きながら、共にっではなく、ゼウシスさんはあっという間に県内強豪チームへと成長してしまった。
今となっては、コトある度に胸を貸して頂いている。いつもありがとうございます同じ東部北地区ということもあって、子供達から「次はゼウシスだってさ」「何番と何番がトレセンでいないらしいぞ」とか試合前に言っていたので、
私「じゃぁ余裕だよな?」
選手たち「・・・」
私「ハイ!チキン軍団ー!」
しっかり鍛えられていて、ピッチ上において"自立"しているゼウシスさんに先制され同点に追いつくのがやっとという内容。情け無い…。。。PK戦に突入も""で決着。
1-1(PK1-3)

以前にもこのブログにて記しましたが、六年生は6人皆んな良い子なんです。運動能力も高いので技術的にも体力的にも優れたものを感じさせてくれる。。のですが…、サッカーにおけるコミュニケーション能力は残念ながらとっても低い…と今日もまたあらためて思いましたね。。
本人たちは自分のことは出来ると思っているようですが、普段から全て"親の目と手"の届く範囲内で生きている。。のかなぁ…。

一見当たり前だとお思いでしょうがっ!
ここからはあくまで私の推測ですが、幼き頃から『あれはダメ!これは危ない!そんな事は言っちゃだめでしょ!しちゃだめでしょ!』etc…。と育てられ、未然に留められてきたのだろう。
親心で "将来人様に迷惑をかけるような子にはなって欲しくない" と願うのは当然の感情ですね。私も一応子供が3人おりますので、気持ちは理解しているつもりではおります。
ですが、違った尺度から考えてみると
自分の意思を伝えるのが苦手、面倒、口にする前に大人(親・先生・コーチ等…)に言ってもらう子供になってるのでは
と思ってしまいます。。自分の考えを伝えたり、自分の非を素直に認めたり、またそれらを巧く切り抜けたり…。簡単に言ってキャラクターが薄い!個性が薄い!サッカーの個性はそれぞれ持っているのに…。なのに、いとも簡単に『勝ちたい!』とか言う。

試合をする→苦しい・痛いに弱い→弱気な表情を相手に見せまくる→仲間からの情報は乏しく単発→個々の意思を伝えないままひたすら耐える者・観て考えるのを放棄して単独プレイに奔る者→状況判断はバラバラ→タイミングもズレたまま→連動した守備は崩壊→どんなチームにも簡単に失点をする→不安定なチーム力→負ける

君たちサッカーってチームスポーツだって知ってる??
チーム内のコミュニケーションが成長しないと、本当の意味でサッカー楽しめないし、遊べないだろ?
相手が強くなればなる程、今のSCにそれらが培われているのかが試される。ちょっとやそっとのことでは乱れない本当のチームワークを…
選手たちに宿題を持たせて終了。


さて今大会の決勝カードは、
先週の4種リーグ選手権大会で並みいる強豪を相手に快進撃の末に準優勝に輝いた東部・春日部の FC Gois さん。
対するは合併前より交流させて頂いている北部・本庄の FC GLAUXさん。
延長にまでもつれ込む激しい闘いが続き、互いに実力を出し切りスコアレスドローのままPK戦へと突入。
PK戦もサドンデスまでもつれたが、優勝FC Gois さん


大会に参加して頂きました各チームの皆々様今年も勉強させて頂きまして誠にありがとうございました。
寒い中早朝より会場設営にご協力くださいました育成会の皆々様ありがとうございました。お陰様で円滑に運営することが出来ました。
また、指導者各位、審判にご尽力頂きましたお父様方ご協力ありがとうございました。この場を借りまして感謝申し上げます。
OG
のモエカもお母様も応援・観戦ありがとうございました