第12期代表チームの公式戦が早々と終了した。
強豪ぞろいの4種リーグではブロック9チーム中5位に終わり、少年団大会予選においては、1次予選にて敗退。。いずれも県大会出場を目指したが遠く及ばなかった…。
要因は大小さまざまあるが、最も足りなかったところは、ピッチ内にて選手たちが自立した考えを持ちつつ、それを選手間同士で擦り合わせながら試合を進めていくといったコミュニケーションに他ならない。
サッカーにおけるコミュニケーションとは何か?
いつまでも仲良しグループでいてはチームとして成長し続ける事は出来ない。
6年生にもなれば、自我も芽生えて個々に自分の考えを持っている筈。
それを互いに伝え合い、意見の食い違いが起こり、時にはぶつかり合う事があるのも当たり前だと私は思っている。
それこそが、勝ちたいという意思表示であり、自分ひとりの力の限界を知り、仲間に協力を求めながら足りないものを補っていけるチーム力!だと考えている。
今期の4種リーグで私たちより上位になった4チームとは、走攻守の全てにおいて差があった。
上位チームとの試合では、前半戦こそ猛攻を耐え凌げた試合がいくつかあったが、後半ひとりふたりと足が止まりだしてしまうと一気に崩れ連続失点してしまう事が多かった。
走れなくなってしまう選手は、まだ動けている選手に頼りきりとなり、気力が無くなると思考力も著しく低下してしまう。
やがて動けていた選手は、孤軍奮闘となり、もうチームが息を吹き返す力は残っていない。
自分が苦しい時は、仲間も苦しい!
苦しい時に自らを奮い立たせ、声を出し、自分自身と仲間をそしてチームを鼓舞できるかを毎年私は見守っている。
また、技術面での差もかなりあったのも忘れてはいけない。
よく言う『ボールを止める・蹴る・運ぶ』といった部分において…
どこに?
どのくらいの強さで?
どのくらいの速さで?
いつ何を?
どこを見るの?
どこを狙うの?
とくに選手自身が自分自身の心を制御するといった状況判断の伴ったプレイの選択の部分が、勝敗に大きく影響したのは間違いないだろう。
情報→分析→判断→行動
が遅く、6年生としての"サッカーIQ"のスキルもまだまだ未熟であった。
練習不足!質と量が足りないのは認めているが、私が想うに、これらは普段の生活面も大きく影響する。
日頃から家庭において親に言われて行動していると思われる子供が非常に多い。
自分で考えて決める!という思考になっていない。
謂わゆる "指示待ち症候群" である。
これには仕方がない部分もある。
現代っ子たちは遊ぶ場所さえ自由には選べない…。 放課後の校庭・近所の公園・空き地などで遊んでいる子はほとんどいない今の時代。
昔のような子供の社会、子供だけのコミュニティは作り難いのだろう。
また、週の7日間全てを習いごとで埋まってるという子も少なくない。
"詰め込み式" ばかりだと"余白" は生まれず創造性豊かなプレイヤーは生まれてこない。。
日本代表🇯🇵の一時代を牽引した『小野伸二・中村俊輔・遠藤保仁』といったファンタジスタ達も現代サッカー⚽️は面白さに欠けるという言葉を残して引退している。
それから、忘れていけないのが、健康面での自己管理である。
・風邪をひきにくいカラダ
・怪我につながらない柔らかいかカラダ
お金を出せば何でも手に入る現代。
買って与えることも多いのも仕方ないだろう。
だが、もっとシンプルな根本的な部分に目を向けて欲しい。
・食べる前に手洗いやうがいをする
・タオルで汗を拭く、着替える
・早寝、早起きの習慣を身に付ける
・湯舟に浸かってマッサージする
・寝る前に布団の上でストレッチする
これらは誰でも簡単に出来る筈である。
年々ジュニア世代のサッカーも"詰め込み式" や "擦り込み式" となってきている。
トップレベルを引き上げるばかりに目がいきがちだが、サッカー文化を日本に根付かせるには、日本国中どこでも老若男女がサッカーを楽しめる場所が必要である。
話しがだいぶ逸れたが、我々行田SCはスポーツ少年団⚽️が母体だが、古き良き部分を残しつつ、悪しき習慣や不要な活動を排除しながら、古き少年団組織から脱却していこうと日々模索している。
クラブチームを目指す前に、クラブチームと渡り合えるサッカーとチーム作りをしっかりやっていく事で、地域の人々も応援したくなるようなチームに成長していける事を大事にしていきたいと思っている。
我々 行田SCは、
ピッチの上で自立した選手が集結した闘う集団🔥育成を目指し精進している。
最後になりましたが、開催運営に携わっていただきました東部役員の皆様今期も大変お世話になり、ありがとうございました。
可能でありましたら、4種リーグ戦後期及び少年団大会予選は秋からスタートでお願いしたいところでございます🤲
対戦していただいた各チームの関係者の皆様、ありがとうございました。上位3チームの県大会での躍進をお祈りします🙏
行田SCサポーターの皆々様、設営から応援にと御尽力いただき誠にありがとうございました🙇🙇🙇
親御様方の熱意にお応えすることが出来ず、我々スタッフ一同残念でなりませんが、残された6年生との時間を大切にしながら、最後まで鍛え育てさせていただきたいと思いますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします🙇♂️🙇♀️🙇
監督 白髭